ゴールデンボンバー

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 ヴィジュアル系バンドの中でも一層異彩を放つのが、今乗りに乗っているヴィジュアル系エアーバンドであるゴールデンボンバーでしょう。個人的にものすごい感銘をうけたのが、このボーカルを務めているキリショー(鬼龍院翔)が根っからのDTMerでヤマハの「SOL2」と「MU500」という音源を用いて、パソコンで曲を作っているということです。おそらく最古参のDTMerでしか持っていないようなこの組み合わせですが、ただのビジュアル系エアーバンドで終わらせず、曲作りにもしっかりとした考えがあってやっているというところに個人的にものすごい好感が持てるバンドでした。またファンを大切にしていることとパフォーマンスなどにも非常に力を入れているということも非常に魅力的なバンドだと言えます。

略歴

 2004年にボーカル鬼龍院翔とギター喜矢武豊を中心に結成。エアーバンドという形式を採っているため基本的にボーカル以外のメンバーは「当て振り」で、ライブではメンバーによるコントや楽曲に合わせた個性的な振り付け等様々なパフォーマンスを行っています。キャッチコピーは「笑撃のライブパフォーマンスと、奇才・鬼龍院翔の創り出すクオリティーの高い楽曲で注目の究極のエアーバンド」。2010年にメジャー7社からメジャーデビューのオファーを受けたが全て断っていて、その為、現在でもインディーズで活躍しています。バンドコンセプトは「ハイパー・ギガ・ハイブリッド・スーパー・サブカル・ビジュアル・ロック」。音源の演奏等の作業は、メンバーではなくゴールデンボンバーの「中の人」とされるeversetのtatsuoや様々なゲストミュージシャンが行っています。使用しているロゴはフジテレビの『ゴールデン洋画劇場』のロゴと酷似していて、鬼龍院自身もブログで言及しています。

 メンバー4人全員が各々個性的なパフォーマンスをライブ・テレビ問わず披露していて、奇をてらった発言《音楽に興味がない/演奏できない》をしていますが、稀に上手くはないがライブで実際に楽器を演奏することもあります。『ゴールデンボンバー 全国ツアー2014「キャンハゲ」at さいたまスーパーアリーナ 2014.10.22』では、「イヤホン」を鬼龍院/歌、喜矢武/ギター、歌広場/マラカス、樽美酒/タンバリンで披露しました。

また、2009年には毎月第1日曜日に12か月連続ワンマンや全国46か所でツアーを行い、2010年にはワンマンライブを行いました。2011年にもツアーを行い、2012年は1月14日・15日に日本武道館、21日に大阪城ホールでワンマンライブを敢行。3月20日から6月18日までは全国ホールツアーが行われ、ファイナルは横浜アリーナで行われました。また、ドワンゴにて着うた12か月連続配信を続け、ダウンロード12か月連続デイリーランキング1位を達成しました。

2012年11月30日、鬼龍院の喉の治療のために2013年1月から4月まで活躍休止と一部ネットニュースで発表されたが、実際には鬼龍院の歌唱活躍を控えるとの意味で、活躍休止ではないとすぐに否定されました。

2012年12月31日付オリコンシングルデイリーチャートでは、ゴールデンボンバーの関連シングル13作品が同時にトップ50に入り、再発作品以外で2011年のAKB48を上回る新記録を樹立。

シングル「Dance My Generation」で2013年1月14日付オリコン週間チャートで初の1位を獲得し、インディーズアーティストによる1位獲得はMONGOL800に続き2組目でありますので、発売初週での1位は史上初。また、同チャートにはインディーズ史上最多となる計11作のゴールデンボンバー関連作品をTOP100内に送り込んです。なお、アルバムチャートにもゴールデンボンバーの関連作品7作がTOP180内にランクインしました。シングル「101回目の呪い」で2014年1月13日付オリコン週間チャートで1位を獲得し、インディーズアーティストによる初の2作品連続1位獲得を達成しました。

メンバー

鬼龍院 翔《キリュウイン ショウ》Vo-karu

 1984年6月20日生まれ。血液型はB型、身長164cm、東京都浅草出身。愛称は「キリショー」「キリちゃん」等。バンド内のキャラクターでは、「鉄腕アトヌ」「夜魔堕さん」「Gockt」「ヤワラちゃん」「翔也」等。ゴールデンボンバーでは全楽曲の作詞・作曲を手掛ける。エアーバンドだがバイオリンやピアノ等一通りの楽器は演奏することができ、ライブの演出やライブ中に行われる演劇の脚本も手掛けています。また楽曲を制作する際にはDTMによる作曲を行っているそうで、かなり古くからDTMをやっていたという事をDTMマガジンにて語っています。2011年1月5日から『ゴールデンボンバー鬼龍院翔のオールナイトニッポン』にてラジオのパーソナリティを務め、翌2012年6月20日に初の自伝《風の》本である『ゴールデンボンバーのボーカルだけどなんか質問ある?』を発売し、東京NSCへ通っていた過去等を公表しました。同年9月2日から放映開始された特撮ドラマ『仮面ライダーウィザード』ではソロ名義で同作主題歌「Life is SHOW TIME」を発売しました。タミヤのTシャツを長年愛用していて、彼の愛用によりタミヤのTシャツの売り上げが伸びたため、タミヤ本社からお礼と同じく彼が希望した『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の限定ミニ四駆がプレゼントされるというやり取りがありました。中学時代からMALICE MIZERのファンで、GACKTを尊敬しています。 有名アーティストの楽曲のパロディ曲も多く作っていて、歌い方も特性を掴んだモノマネを披露しています《アルバム『イミテイション・ゴールド〜金爆の名曲二番搾り〜』》。

喜矢武 豊《キャン ユタカ》Gita-

 1985年3月15日生まれ、血液型はB型、身長は166cm、東京都出身。愛称は「キャン様」「ハゲ様」等。芸名の由来は、沖縄出身の友人の名字をカッコいいと感じたからだそうです。ライブやテレビ出演時には、楽曲のギターソロ中に「ギターソロ」と称して、後述のような様々なパフォーマンスを行っています。体を張った過激なパフォーマンスを披露することが多くて、バンド内で最も芸人気質の強いキャラクターであります。ギターソロのパフォーマンスのために溶接の免許を取得したり、自らの毛髪に墨汁を付けて書初めの筆に扮したり、熱湯風呂に入浴、スイカやかき氷の早食い等を行ったりしています《ライブの際には、一部の曲で本当にギターソロを演奏することもある》。演劇や特典動画内のキャラクターでは、「ガチュピン」「実輪さん」「クリスティーネ・ゆた子」「モーゼス・ケバブ」等を担当。動画「ガチュピンチャレンジ」シリーズではガチュピンとムックーの吹き替えを一人二役で担当しています。

ライブ時に使用する段ボール製の小道具・大道具は彼の手作りで、段ボールでサックスやピアノ風のアート制作を行ってライブで披露したこともあります。また「楽器屋には行かないし、自分たちにとっては東急ハンズが楽器屋のようなもの」と語っています。

中学、高校の時は野球部に所属していました。運動神経が良く、野球が好きで樽美酒研二と野球をすることがあります。またバンド内で唯一の喫煙者です。

歌広場 淳《ウタヒロバ ジュン》Be-su。

 1985年8月30日生まれ、血液型はO型、身長は174cm、千葉県出身。2007年4月22日加入。愛称は「うぱ」「じゅんじゅん」「うたひろ」等。芸名の由来は、鬼龍院、喜矢武の2人が漢字3文字の名字を使用していたことから3文字の名字を考えたところ、「女の人に親しまれる芸名がいい、女の人はカラオケが好き。みんなに覚えてもらえる名字が良い」という発想からカラオケボックスの店名「歌広場」から拝借ということでした。

 中学・高校時代から学業が優秀であり芸術学系の名門といわれる日本大学藝術学部文芸学科に進学します。他のメンバーと同じく担当楽器を弾くようなパフォーマンスはしますが、実のところはぜんぜん弾いていません。ライブで使うベースギターの弦は3本や2本しか張っておらず、タコ糸等を使用しています。曲ごとの振り付けと煽りを主に担当しています。エアーバンドですが、ゴールデンボンバー加入以前に別のバンドでベーシストとして活躍していて、FCライブで初めてゴールデンボンバーのベーシストとして生演奏を披露しました。

 メンバー内で最も頻繁に髪色が変わり、以前は黒と金《銀》のツートンカラーでありましたが、「黒髪を基に襟足のみ金」から「オレンジがかかった金髪」を経て、銀髪、ミントグリーン、エメラルドグリーン、青メッシュ、再び初期時代の黒と金《銀》のツートンカラーへと変わっています。一方でツッコミ役に回ることが多いためか、メンバー内では自身が一番目立たないことを自虐ネタにしています。

 大学時代にゴールデンボンバーのライブを偶然見て、ホームページ上にあったベーシスト応募要項の「ベースが弾けなくてもいい ベース引けない人大歓迎!」という条件に惹かれ加入希望メールを送ったそうで、メンバーで唯一本名を明かしているのは、大学在学中、ホームページに宣伝を載せてくれると言われ承諾したところ、本名も書かれてしまったからだといいます。その後、インターネットラジオ内でうっかり自分から本名を明かしてしまい、それより後ブログ等でも「テンション高山」と自らネタにするようになったそうです。

樽美酒 研二《ダルビッシュ ケンジ》Doramu

 1980年11月28日生まれ、血液型はA型、身長は181cmと大柄です。福岡県うきは市吉井町《旧浮羽郡吉井町》出身で、2009年4月10日に加入しています。愛称は「ケンジ」「けんじっち」等。白塗りに歌舞伎役者のようなメイクをしていることが多く、白塗りの訳を「先代のドラマーが白塗りだったから」「恥ずかしくて赤面しやすいから」としていて、「メイクをするとスイッチが入る」と語っています。すっぴんがメンバーで最もイケメンだと言われていて、ブログや一部の雑誌、ライブ等ではすっぴんを公開しています。

 ライブで曲を流すためにドラムセットの陰でiPodを操作していて、ライブ中のMCでたびたび呼称される「PAさん」の役目もしています。正式なメンバーとして活躍する現在も《暫定》の文字が消えないのは、単に「チャンスを逃したから」とのこと。ライブで実際にドラムを叩く事はなく完全なエアドラムで、ドラムセットの後ろで踊る際に「邪魔だから」との訳により、スネアドラムがセットから外されています。ドラムスティックはスポンジ製で、以前は東急ハンズで購入した発泡スチロールを切り分けて使用していましたが、現在は円柱状のスポンジ素材を使用しています。

 バンド内のキャラクターでは「ムックー」「ダル隊長」等を担当。 ライブではゴールデンボンバー加入前から活躍していました、eversetのコピーバンド「レバーセット」のボーカルとして出演することがあります。その際は普通のヴィジュアル系メイクをしていて、「ナルシス研二」と呼ばれていてます。

 ゴールデンボンバー加入前はMissing Tearのローディーをしていて、自身も「青春パンク系」のバンド活躍をしていました。《当時作詞作曲し、ボーカル&ギターとして録音したオリジナル楽曲はブログ本2・3の初回限定版特典としてCD化されています。》また、ゴールデンボンバー加入のきっかけは、Missing Tearのメンバーで「ゴールデンボンバーの中の人」としてアレンジやレコーディングの大半を手掛けるtatsuoから勧められたことだったそうです。鬼龍院によると、加入のための面接で「裸になれますか?」との問いに「自信があります」と答える等、「飛びぬけてバカだった」ことが採用理由になりました。

 また加入時から殆ど毎日ブログを更新しており、2012年2月2日にはブログを本化した『ベスト オブ オバマブログ』を発売しました。同年11月28日の自身の誕生日には5万件を超えるコメントが寄せられ、11月29日付のアメーバブログランキングで初の総合1位を獲得。2013年1月より後は「ブログ休戦宣言」をするまで連続で月間総合1位を獲得しました。ブログでは裸の写真を掲載することが多くて、運営によって写真が削除される等規制がかかったことが何度もあります。

日本で一番いま熱いヴィジュアル系バンド

 どちらかというとコミカルなキャラクターと、これまでヴィジュアル系に関していい印象を抱いていなかったそうにも受けるキャラクター性を売りにしたヴィジュアル系バンドとはなっていますが、楽曲自体も非常にキャッチーでデモをDTMで作っているというところに非常に親近感を感じるヴィジュアルバンドになっています。特に樽美酒 研二の真面目な性格などが様々な人から好まれているようで、子供達にも人気があるヴィジュアル系バンドとしてこれからももっと活動の幅を広げていくのではないかと期待しています。

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